ドームの素材と耐候性
ドームの素材
素材記号 | 当社ドーム名称 | 色調 | |
---|---|---|---|
アクリル (メタクリル樹脂) |
PMMA | アクリドーム | 乳白色、クリア |
ポリカーボネート樹脂 | PC | タフライトドーム | 乳白色 |
ドームの耐候性など比較表
アクリル | ポリカーボネート | FRP | |
---|---|---|---|
透明性 クリア |
◎ | ○ | ○ |
耐熱性 | ○ | ◎ | ◎ |
耐薬品性 | ○ | × | ◎ |
表面硬度 | ◎ | × | ◎ |
耐候性 | ◎ | △ | × |
引張強さ | ○ | ○ | ◎ |
曲げ強さ | ○ | △ | ○ |
アイゾット衝撃値 | × | ◎ | ○ |
※上記アクリルの透明性は、クリア仕様時です。
アクリルとポリカーボネートの特徴
アクリルの特徴は、耐候性がきわめて良いことです。 弱点は、衝撃強度が低いことです。 ただし耐候性が良いため、年数がたっても見た目の変化はあまりありません。 アクリル=弱い・すぐ割れてしまう、というイメージが先行していますが、 経年劣化が少ないため、長期の屋外使用にも耐えられます。
ポリカーボネートの特徴は、初期の衝撃強度がきわめて高いこと。 弱点は、耐候性・耐薬品性が低いことです。 耐候性向上のため、紫外線カット層を有する3層板を使用していますが、 アクリルの耐候性には遠く及びません。
ポリカーボネートは耐衝撃強度が高く、柔軟性のある樹脂であるため、 破壊しようとしてもアクリルのように割れることはありません。 そのため強度的に優れていると思われていますが、 年数がたって劣化が進むと、簡単に割れてしまうのもポリカーボネートの特徴です。